山佐4号機フルカラー機系・サミー系・ジャグラー系の換装方法を図解しています。参考にしてください。
山佐4号機フルカラー機種のLED交換方法
リールユニットの取り出し
まずはリールユニットを取り出します。
リールユニットは、「○」部分のコネクター2本とネジ1本で固定されています。
これらの3箇所を外しておき、リールユニットの取り外しの邪魔にならないようにしておきます。
リールユニットは筐体背面に取り付けられた金具に引っ掛けてあるので、リールユニット全体をゆっくりと持ち上げ、引っかかりから外し、手前に引き出します。
リールユニットの分解
リールユニット天面のネジを全て外します。白いコネクタも全て外します。
側面の上部奥にもネジが留めてあります。(両側面)
天面のケーブル穴に取り付けてあるケーブル保持のための樹脂部品も取り外しておきます。
ケーブルを穴に落としこむようにしながらゆっくりと天面を持ち上げます。
リールユニットの天面がはずれました。
リールが傷つかないよう注意しながら、リールユニットの底面のネジも外します。
左から外していくと、最後の右端のリールユニットは外さなくてもLEDユニットを取り外すことが出来ます。
リールユニットに付いている黒いガードは上下の端がネジで固定されています。このガードも取り外しておきます。
LEDユニットの分解
黒いガードを外すとLEDユニットの全体が見えます。まずはコネクターを3つ外します。赤いコネクタが上段・黄色いコネクタが中段・緑のコネクタが下段と、記憶しておきましょう。
LEDユニットは一本のネジで固定されているのでコネクタを取り外した後でこのネジを外します。
リールを傷つけないように注意しながら、ゆっくりとLEDユニットを取り外します。
LED基板は透明なカバーで固定されています。このカバーは「○」部分にて溶着されています。
まずは透明カバーのツメを同時に押し込みます。
溶着部分の周囲のツメを同時に押し込み、透明カバーを浮かせて隙間を作ります。
隙間を維持しつつ、こじ開けるために、ドライバーのようなものを隙間に差し込みます。
溶着部分に力が作用するように深く差し込み、溶着を破断させます。
溶着部分が破断できたら、透明カバーを外します。
LED基板を取り外すと、バックライト反射板が引き出せます。
茶色く変色していると光の反射が妨げられます。
バックライトを少しでも明るくするためにアルミホイルでレフ板を作成します。
バックライト反射板の後ろにアルミホイルで作ったレフ板を挿入します。このときバックライト反射板の突き当たりまでレフ板がくるようにします。器用な方は突き当たりだけでなく上下にも回り込むようにしておくと、さらに効果的です。
アルミ箔の代わりに白く塗装しなおすことでも効果があります。
バックライト反射板は片面がツルツルで、反対面はザラザラしています。元の状態ではツルツル面が前面になっていますが、E-O-H製LED基板に変更する時は、ザラザラ面を前面にします。
LED基盤を装着する側にアルミ箔がはみ出ていないことを確認してください。光を妨げたり、電極とショートする危険があります。
左がE-O-H製LED基板、右が元のLED基板です。
新しいLED基板に交換したら、手順を逆に追って組み立てていきます。
注意点
筐体からリールユニットを取り出すときは怪我に注意。軍手を推奨。
ネジの紛失に注意。仕切りトレイなどを推奨。
底面のネジを外す時は、リールの破損に注意。リールはとてもやわらかくデリケートです。
透明カバーを浮かせるときは、全てのツメを同時に押し込まなければいけません。また、ドライバーのようなものを差し込むときもツメを押し込んだ状態を維持します。
ドライバーのようなものを十分深く差し込んでも溶着部分が破断しない場合は、溶着部分に作用させるように少しずつネジってみます。
サミー系のリール電球→LED交換
ロデオの旋風の用心棒です。
リールバックライトに8.5Dタイプの電球を使っています。
北斗の拳、アラジンA、サラリーマン金太郎、クラブロデオなども同様です。
上図の3箇所の「↓」部分。リールユニットにつながっているコネクタをあらかじめ外しておきます。
各リールのコネクタは3つのセットです。全部外しておきましょう。
「←」のツマミを軽く引っ張って固定を解除しましょう。
(完全には抜けません。浮かせる程度です。)
固定を解除したら、フレームを引き出します。
「↓」のツメを軽く広げながら基盤を取り外しましょう。
基盤を取り外したら、既存の電球と「8.5D-SMD」を添付の説明書のとおりに取り付けます。
LEDを装着後、手順を逆に戻りながら元に戻しましょう。
注意点
基盤を取り外す前に、結束バンドを切っておきます。
「←」の結束バンドを切っておかないと、基盤を取り出すときに引っかかります。
基盤にLEDが入りにくいとき
精密ドライバを使います。
斜めに差込み、片方の電極を入れます。反対側の電極がつっかえて入りにくい場合。 | 精密ドライバなどの細い棒でつっかえた電極を押し込みます。 | 表から見て電極がLED素子に接触してないか確認し、隙間を整えます。電極とLED素子とのショートが無いか確認してください。 |
ジャグラーリールの電球→LED交換
ハイパージャグラーVです。
リールバックライトに「T5」
ベット表示・ゴーゴーランプに「T10」です。
リールの輝きがイカします。(^o^)/
ジャグラーのリールバックライトの交換をレポートします。
それでは、まずはリールユニットを取り外
しましょう。
左図の2箇所の「→」部分。
上はメイン基板とつながっている幅広コネクタ。
下はリールユニットを留めているねじです。
まずはこの2つを取っておきましょう。
リールユニットを取り外したら、今度は各
リールを分離していきます。
電球はリールの側面から差し込む形で取り付けられていますので、このままでは右リールの電球しか交換が出来ません。
リールは「→」部分の3本のねじでユニットに留められています。
ねじは左・中・右の各リールにそれぞれ3本あります。
ちなみにジャグラーのリールは、左から順
番に取り外します。
リールとリールの間にある黒いカバーが邪魔をするので、右から外そうとしても引っかかって外すことができないのです。
電球はこのようになっています。
横から照らす独特な構造になっていますが、ケースの奥部が斜めになっていて、光を前方に反射してくれるため、ちゃんと明るく光ります。
LEDには極性があり、取り付けが逆だと光りません。
LEDの向きを切り欠き(赤い印)が下になるように取り付けます。
ソケットです。ジャグラーのソケットはな
ぜかこのような長い構造になってます。
電球も普通の「T5」よりもちょっと太っちょです。
注意点
LEDの取り付けが出来て、向きも正しい
のに、光らないときは、取り付けの際に電極がずれてしまっているかもしれません。
そんなときは、ちょっと電極を見てみましょう。電極が押し込まれていることがあります。
下から見たところです。
電極が押し出されてしまっています。
こうなると、電気が通りませんので光りません。
細い棒を突っ込んで押し込めば元に戻ります。